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【見本あり】履歴書のブランク(離職期間・空白期間)をどう書いたらいいか転職成功者が解説します

履歴書のブランクの書き方

会社を辞めて転職活動に専念しているものの、なかなか決まらずにそろそろ半年……

すぐに転職先が決まると思っていたけど、なかなか内定をもらえずにブランクが長くなってしまったという方もいると思います。今回は、転職活動のブランクが長引いてしまった方に向け、ブランクがある場合の履歴書の書き方を見本付きでご紹介します。

僕は転職活動を成功させ、現在は自分の部署の採用も担当しています

採用側はブランクをどう思ってる?

まず、実際に企業で採用も担当している僕の意見からですが、結論は「理由による」です。

元も子もない意見ではありますが、おそらくこれが真理です。

個人的にはスキルがあって人が良さそうなら空白期間に何をしていてもいいと思ってますが、ここでは一般的な観点でお話しします。

空白期間の理由による

空白期間の理由によって、プラスにもマイナスにもなります。後述しますが、例えば何かの学校に通っていたですとか、語学留学してたなどはプラスになりやすいです。しかし、それはキャリアをしっかりと見据えた上での選択だったのかは面接で質問します。もしキャリアの方向性に関係なく、ただなんとなく留学をしたというのであれば、それはプラスにはなりません。アクティブなんだな、くらいにしか思いません。

その他、病気や介護などの止むを得ない理由も特にマイナスにはなりません。業務の調整が必要になりそうであればあらかじめ質問しますが、それを理由に採用を見送ることはほとんどないです。しっかり治っているのか、治っていないならどのようなケアが必要なのかを聞かれると思うので、答えられるように準備しておきましょう。

何もしていないのはNG

空白期間ですが、たとえば転職活動が長引いてしまったので他には何もしていませんでしたというのはマイナスイメージです。別に何もしていないのが事実でも良いのですが、毎日数時間は自分の時間があったはずなので、その時間を使ってどんなことをしていたのかを説明できるようにしておいた方が良いでしょう。

例えばWebマーケティングの会社に入ろうとしているなら、面白いと思ったサービスを実際に利用してみるとか、それについて詳しく調べてnoteにまとめて発信していましたとか、そういうことでもプラスになります。

僕の場合は面接で話したことはないですが、マッチングアプリをいくつかやってみてどのアプリが一番出会いやすいのかを調べたりしていました。全く同じ自己紹介文で、全く同じ写真を使うところから初めて、その後写真を変えたり紹介文を変えたりしていいね数の変化をまとめて、どうしたら美人とマッチングできるかをずっと調べてました。

これって馬鹿馬鹿しく聞こえるかもしれませんが、マーケターの基礎が詰まっていますよね。変数をいくつか設定して、サービスごとにどの変数をいじれば美人とマッチングしやすいのか(=目標を達成できるか)を調査していたので。

何もしていないブランクでも、話せることはいろいろあるはずです。コンビニで普段買わないものを買い漁って誰をターゲットにした商品なのか考えてみるとか、工夫すればなんでも魅力的に話せるものです。ですので、転職活動以外何もしていませんでした、で話を終えてしまうのはもったいないなと思います。

どのくらいの空白期間から理由を書くべきか

空白期間といえど、長さは人によってそれぞれです。一般的な観点で、どのくらいの空白期間から理由を書くべきかご紹介します。

半年以上の空白期間がある場合は理由を書く

結論、半年以上の空白期間がある場合は理由を書くようにしましょう。採用側からすれば、空白期間がある人は特に珍しくはありませんので、正直に半年間何をしていたかを書けば大丈夫です。

以下に採用側から見た、空白期間(ブランク)の長さの印象を書いておきます。

空白期間が1ヶ月

1ヶ月程度のブランクであれば特に何も気になりません。じっくり転職活動をしようと思っているんだな、くらいの印象です。こういう場合はむしろこの1ヶ月の休みでどんなことをしていたのか気になるので、少し脱線して趣味の話をしたいな〜と思ったりします。

空白期間が2〜3ヶ月

2〜3ヶ月となると、転職活動が難航しているのかもしれないと感じます。実際には転職には3ヶ月程度かかるのが一般的なので難航しているかどうかは人それぞれですが、時間がかかると思っているなら在職中から転職活動をしていくはずなので、ちょっと苦戦しているのかなと思いますね。

積極的に書くべきこと

理由を積極的に書いておいた方が良いのは次の内容です。

  • 通学・留学
  • 資格取得
  • アルバイト(仕事に繋がる内容なら)
  • 家業手伝い(仕事に繋がる内容なら)

履歴書では頭出し程度にしか書けないとは思いますが、どんなことを学んだのか、どんな資格を取ったのかなどをまとめて答えられるようにしておくと良いでしょう。

書かなくていいこと

  • 何もしていないこと
  • 病気・介護
  • それ以外の理由(逮捕、服役、前職とのトラブルなど)

このあたりは積極的に開示するとマイナスになることがあるため、聞かれたら答えるのが良いでしょう。正直に伝えることは大切ですが、企業側から聞いてこなければ答える必要はありません。聞かれたときのために回答は準備しておいた方がいいでしょう。

空白(ブランク)期間の履歴書の基本的な書き方見本

空白期間は書き方によってはプラスもなります。ここでは、空白期間の理由別に書き方の事例をみていきましょう。

通学・留学

【ポイント】

どういう目的で何を学び、これからどう活かすつもりなのかを書きましょう。

【書き方例】

令和2年2〇〇大学 入学
令和3年2〇〇大学 卒業
※アメリカで語学を学びながら代替肉の最新事例を学ぶために1年間留
学し、現地の企業でインターンをしていました。この経験を生かして、
業界シェアの大きい貴社のヘルスケア事業にて生かしていければと思っ
ております。

資格取得

【ポイント】

何を考えてどんな資格を取ったのか、これからどう生かしていきたいのかを書きましょう。

【書き方例】

令和2年2一身上の都合により退社
※退社してからは不動産業界でのキャリアアップを図り、転職活動を進
めながら不動産宅地建物取引士の資格を取得しました。今後は資格を生
かし、お客様により丁寧な説明をし、安心してご契約いただけるように
貴社の業務をを通して経験を積んでいきたいです。

アルバイト・家業手伝い

【ポイント】

アルバイトや家業手伝いをしていた明確な理由があるならばそれを、ない場合は無理に理由づけはせず、職務経歴書でアピールしましょう。

【書き方例】

令和2年2一身上の都合により退社
※母が病気で介護が必要になり、実家に帰って家業の手伝いををしつつ
身辺整理をしていました。介護の体制が整ったこともあり、現在はアル
バイトをしながら転職活動をしています。

介護・病気療養

【ポイント】

基本的に病気のことは書かなくても良いですが、書くのであればどのくらいの期間を療養に充てていたのか、そして仕事に復帰することに問題がないのかを書いておきましょう。

【書き方例】

令和2年2一身上の都合により退社
※病気療養のため、1年間入退院を繰り返しつつ療養をしていました。
現在は寛解し、3ヶ月に1度の定期検査が必要ではありますが、仕事の
復帰には何の問題もございません。

転職活動の長期化

【ポイント】

単に転職活動が長引いているだけなのであれば何も書く必要はありません。職務経歴書で転職期間中にどんな勉強をしていたのか、仕事に繋がるようなことをしていたのであればアピールできるようにしておきましょう。

空白期間は正直に書くのが一番

転職活動の空白期間は、何をしていたか正直に書くべきです。企業からしたら別に空白期間に何をしていたっていいです。今後会社で活躍してくれるかを見るので、変に嘘をついたりせず、ありのままを書くようにしましょう。

嘘を書くと経歴詐称になることも

空白期間が長かったからと言って仕事をしていたなどと嘘を書いてしまうと、後々バレて大変なことになるケースがあります。面接で矛盾を指摘されてバレたり、入社後の年金記録でバレたりします。場合によっては懲戒解雇もあり得ます。いいことはないので、嘘を書くのはやめておきましょう。

犯罪歴は自分からいう必要はない

また、ごく稀にですが、前科前歴がある方もいらっしゃいます。履歴書に賞罰の欄がある場合は前科は書かなくてはいけません。前歴は書かなくても大丈夫です。

最近はほとんどの企業で履歴書は自分で準備するため、賞罰欄のないものを使えば良いと思います。不自然な空白期間は理由を聞かれることが多いので、聞かれた場合は正直に伝えましょう。

あくまで個人的な意見ですが、自分の罪を償ってやり直そうとしている人は応援したいです。仮に僕の勤めている企業にそういう人が応募してきた場合、過去の犯罪歴を理由に落とすことはしません。包み隠さず話して、やり直したいという意思をしっかり伝えるようにしてみてください。

まとめ

今回は履歴書のブランク(離職期間・空白期間)についてまとめました。

基本的には正直に書けば問題ないです。変に嘘をついてバレると、その時点で信用はなくなるのでやめておきましょう。

ブランク(離職期間・空白期間)のある方の職務経歴書の書き方は以下の記事で解説していますので、是非参考にしてください。

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