転職活動で最初に準備しなくてはいけない書類が履歴書です。
履歴書は、あなたがどんな人物なのかを伝えるための手段。職務経歴書を別途提出するからといって手を抜いてしまわないように気をつけましょう。
今回は、実際に企業で採用も担当している僕が、採用側から見て重要だと思う履歴書のポイントをまとめてみました。
また、履歴書のテンプレートと書き方の見本もダウンロードできるようになっているので、ぜひ活用してくださいね。
履歴書がスッキリ見やすいと好印象です!
履歴書の役割
履歴書は、ずばり「あなたは何者?」という問いに一枚の紙で答える書類です。
氏名はもちろん、どんな学校に通って、どこで働いて、何をやってきて、どんな資格を持っているのかを知るための最初で最後の紙だと思ってください。
会社の規模にもよりますが、採用担当者は1日に平均して20〜30人分の書類に目を通し、誰と面接するかを決めています。ここでふるい落とされたらそこで終わりです。
正確に、そしてわかりやすく書きましょう。
たかが履歴書、されど履歴書です。しっかり書きましょう。
履歴書の項目
履歴書の項目は使用するフォーマットによっても変わってきますが、一般的には下記のような構成になっていると思います。
上記の履歴書のフォーマットは以下のリンクからダウンロードできます!ぜひご活用ください!
それぞれの項目について解説していきます。
①基本情報
まずは氏名や住所に関する情報を記入する場所です。
都道府県名から書くことと、氏名とふりがなの位置を合わせるようにしましょう。
また、連絡先は基本的に自分の携帯にしておきましょう。実家に住んでいるからといって家の電話を書いてしまうと、採用担当者は連絡がスムーズに取れなくて困ります。注意しましょう。
履歴書に添付する写真は、それなりにしっかりしたものを準備しましょう。サイズのミスなどがないようにしてください。そういう細かいところで失点するのは非常にもったいないです。
②学歴
学歴欄は義務教育を飛ばして、高校から書きましょう。高校の卒業から書いておけば問題ないですが、行数を確認して書けるのなら入学も書いておけば良いと思います。
「入学」と「卒業」の文字が揃っていると綺麗に見えるので、ぜひ調整してください。
年月を間違って書かないように注意するのと、西暦と和暦を混ぜないように注意してくださいね。
あとは正直に書けばOKです。
③職歴
職歴は会社名、職種、従業員数、自分の担当業務について端的に書きましょう。
長ったらしく書くスペースはありません。キュッとまとめて、詳しくは職務経歴書に書いてください。
業務内容などは、入社と退職の行よりも字下げして書くと見やすくて良いと思います。
④資格
資格は取得した順に書いていきましょう。正式名称で書くと丁寧で良いです。
また、TOEICやTOEFLの点数もここに書いてOKです。ただし、有効期間内のスコアを書くようにしましょう。
簿記やMOS、GAIQなどは特に証明しろとは言われないですが、だからといって資格を持ってもいないのに書くのはやめましょう。正直言って持ってても持っていなくても大して評価は変わりません。バレたときの印象の悪さを考えれば、持っていないなら書かないのが賢明です。
⑤志望動機・特技
ここも端的に書くのがベストです。熱意のあまり見にくくなるくらい書く人がいますが、それは「読みにくいな」という印象にしかなりません。端的かつストレートに入りたい理由をバシッと書きましょう。
個人的には、志望動機に謙虚さは要らないと思っています。会社を良い方向に導いてくれるような人を求めているので、積極的な姿勢が伝わるように意識しましょう。
特技はできるだけ何か書いておきましょう。仕事に関係することがベストですが、面接の話題は思わぬところから広がるものです。料理が得意なら料理と書けば良いです。
料理は段取りが全てなので、多分要領良く仕事もやってくれそうだなって思いますよ。
⑥本人希望欄
年収や勤務地などの希望がある場合は書いておくのが良いでしょう。しかし、基本的に年収は企業側に任せる方が無難です。勤務地については、特別な事情があるならそれを書いておいた方が良いでしょう。
また、持病がある場合はここに書いておくべきです。僕の場合は2ヶ月に1回持病の通院があるので23区内勤務希望と書いていました。
持病のある方の履歴書の書き方は以下の記事で解説していますので、ぜひお読みください。
履歴書を書くポイント
履歴書のポイントは、ずばり「採用担当者が会いたいと思える内容か」です。
会いたいと思う履歴書は、企業によって異なります。その企業でどんな人間が求められているのかは下調べをして、志望動機や特技欄を企業ごとにアレンジしていくのが良いでしょう。
採用担当が会いたくなる履歴書
採用担当者は多いと50人/日ほどの履歴書に目を通します。その中でしっかりと良い印象を残すために大事なことは、余計な失点をしないことです。
余計な失点をしないために注意すべきポイントは以下です。
- フォントは明朝体で統一
フォントがバラバラだと読みにくいです。明朝体が一番無難なので、迷わず明朝体にしましょう。 - 誤字脱字は絶対NG
履歴書のボリュームで誤字脱字をする人が丁寧な仕事をする印象は持ってもらえません。絶対に誤字脱字はNGです。また、書類で「御社」と書いてしまうのも最低限の作法を知らないと思われ、失点につながります。 - 話題は区切って書く
学歴と職歴を分けて書いたり、職歴の中でもさらに細分化してまとめて書いたりすると、読みやすくて頭にも入りやすいです。ぜひやりましょう。 - 写真はきっちりスーツで撮る
できればスタジオで撮影してもらうのが良いと思います。アメリカのように履歴書に写真も性別も年齢も書かないような文化の国ではありません。郷に入っては郷に従えということで、スーツでカチッと決めて、顔が明るく写っているものを選びましょう。顔採用はありませんが、顔がその人の自信を物語ることは往々にしてあります。
手書きとパソコンどっちが良いか
履歴書を手書きで書くかパソコンで書くか迷っている方もいるかと思いますが、特別な指定がない限りはパソコンで書くようにしましょう。
というより、今時手書きで書いてくださいなんて言ってくる会社は普通に止めておいた方がいいです。
手書きのメリットは「あたたかみ」くらいで、実際はパソコンで作成した方が時間もかかりませんし、採用側も読みやすいです。令和の時代に非効率なことを敢えて求めてくるような会社は行かない方が良いです。
パソコンで書く場合は以下の履歴書のフォーマットを参考にしてみてください!
まとめ
履歴書の基本的な書き方について解説してきました。しっかりと伝わるように書くのが第一ですが、詳しくは職務経歴書で説明できます。まずは、読みやすく印象に残る履歴書になるように心がけてください。
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