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持病がある人の履歴書はどう書いたらいい?マイナスにならない書き方を解説

持病がある人の履歴書

持病があったり、転職活動中に大きな怪我をしてしまっている場合、履歴書にはどう書いたらいいか不安になることもあると思います。今回は、実際に国指定の難病を患っている僕が持病持ちの履歴書の書き方を解説します

基本的には「良好」で問題ないです

履歴書の健康状態の書き方の基本

履歴書のフォーマットによりますが、「健康状態」を書く欄が存在することがあります。

持病や既往歴、怪我のある人は正直に書いたことによって選考に支障が出るのではないかと気にする方もいるでしょうが、基本的には選考には影響しないと考えてOKです

基本は「良好」と書けばOK

基本的には、気にせず良好と書いておけば問題ないです。風邪を引きやすいだとか偏頭痛持ちだとか、その辺は別に書かなくても大丈夫です。

ただ、個人的に知っておいてほしいことがあるなら書いておきましょう。

持病があるときの履歴書の書き方

持病がある時は、基本的には正直に書いておくのが良いでしょう。採用側としては、持病があるから採用しないというのはありません。普通に仕事ができる状態かどうかを確認したいだけです。

業務に支障がないなら良好でOK

持病があるとしても、それが日常の業務に影響してこないのであれば特段記入する必要はありません。ただし、重たい病気の既往歴がある場合は現在は特に症状が出ていなくても伝えておく方が良いでしょう。これは採用云々の話ではなく、例えば職場で体調を崩した時に周囲が何も知らないと危険だからです。

業務に支障がある場合は明記

日常の業務に支障が出る場合は必ず明記するようにしましょう。例えば平日に通院があったり、定期的に入院して治療する必要があるという場合は必ず伝えておくべきです。数週間に一度検査するくらいの支障であれば採用側は気にしません。

また、薬品等を扱う職場の場合はアレルギーについても伝えておくべきでしょう。採用されて配属されてからアレルギーが発覚すると、両者とも不幸になります。

そのほか、肉体労働を希望しているが腰が悪いなど業務に直接影響が出るものは事前に伝えましょう。

健康状態欄の記載内容は採用に影響するのか

持病を抱える多くの人が気にするのが、採用に影響するのかという点だと思います。

実際に部署の採用を担当している僕が正直な事情をお伝えします。

前提としては影響しない

まず、前提として健康状態は採用に影響しません。そもそも既往歴などを確認することが望ましくないとされているため、聞いたところでそれに基づいて不採用にすることはないです。そのため、特に指定がない場合は書く必要はありませんし、ある場合でも嘘にならないように書いておけば問題ないです。嘘を書くと虚偽記載となってトラブルになることがあるので注意してください。

個人的には、持病は書いておいた方がいいと思います。ブラック企業でもない限り、基本的には周囲の人がケアをしてくれますし、事情を組んで通院しやすいように調整してくれたりします。それすら出来ないような会社はそもそも入らない方がいいです。

現在体調に問題がなくても、不安要素があるなら書いておく

既往歴や持病については、現在問題がなくても不安があるなら書いておいた方が良いでしょう。これは上述の通り職場でのケアをするためということもありますし、言っておいた方が不安にならずに仕事に打ち込めると思うからです。

そこら辺はあまり気にせずに伝えてしまって良いと思います。

精神疾患は書き方に注意

他の病気と少々異なるのがうつ病などの精神疾患です。

基本的に治っていて症状が出ていない場合は「良好」で問題ないですが、例えば薬物療法で症状が抑えられている状態というのであれば、その際は治療を受けていることを書く必要がありますし、通院していることも書く必要があります。

精神疾患の場合、業務に支障がないとは言い切れません。そのため、既往歴があったり通院しているとなると多少は選考に影響してくると思います。

採用を担当している身としては、うつ病で治療中の方が来たらちょっと悩みます。それ以外に落とすポイントがない場合は、とりあえず面接してみて、どういった原因で精神疾患になったのかをきき、今の会社で同様の状況が起こらないだろうと判断すれば他の人と同じように扱います。しかし、例えば原因が家族にある場合などはこちらでは対処のしようがないため、採用を見送る判断をすることがあるでしょう。

うつ病だけど知られたくない!という方は、健康状態記入欄のない履歴書を使うのが良いでしょう。ただ、業務によって症状の悪化をしては本末転倒なので、できれば伝えておいた方がいいのではないか、と思います。

持病持ちの僕の履歴書の記入例

僕は大学生の頃に国指定の難病である血液疾患を発症し、現在も2ヶ月に1回は通院しています。そんな僕ですが、基本的に健康状態の欄がある場合は正直に全て書いています。

書き方としては、「国の指定難病(血栓性血小板減少性紫斑病)の既往歴があり、2ヶ月に1回程度検査のため通院が必要」としています。ちなみに、健康状態の記入欄がない場合は備考欄に上記の文言を書いています。

書かなくてもいいのですが、僕の場合は前兆が出たら入院してしまうレベルの病気なので、書かないと不安なのです。

また、通院の関係もあって23区内を希望しています。

僕は正直に書いたことで選考が通らなかったということはありません。むしろ少し話が広がったりします。

個人の事情もあるかと思うので、基本的には正直に書いた方がいいとは思いますが、書かないなら質問された時にどう答えるかはしっかりと考えておきましょう。

まとめ

履歴書に持病や既往歴がある場合の書き方について解説しました。

判断軸としては、「業務に支障があるかないか」です。

また、業務に支障がなくても不安要素がある場合は伝えておくと安心して仕事に打ち込めるので、書いておくのが良いでしょう。

履歴書の基本的な書き方については以下の記事を参考にして下さい。

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