クリエイティブ職に転職する場合、ポートフォリオは非常に重要です。ポートフォリオがあれば、自分の実力を強力にアピールすることができます。
ただ、ポートフォリオ制作に時間をかけすぎて肝心の転職活動の時間を削られてしまっては本末転倒。
「ちゃんと作らないと気が済まない」「すぐに出す必要がある」という場合は、ポートフォリオを手軽に作成できるツールやWebサイトを活用しましょう。
そもそもポートフォリオについてしっかり理解したいという場合は、まずは下記の記事を読んでみてください。
- ポートフォリオは無料で十分
- 豊富なテンプレートを無料で使える「PORTFOLIOBOX」
- 無料・無制限のポートフォリオ制作サービス「Strikingly」
- SEO対策やSNS連携も無料「Ameba Ownd」
- 直感的にポートフォリオが作れる「Jimdo」
- シンプルなデザインがかっこいい「IM Creator」
- ドラッグ&ドロップでポートフォリオができる「WiX」
- 本格的なポートフォリオを作るなら「WordPress」
- SNS連携機能が充実したポートフォリオサイト「JAYPEG」
- トップクリエイターを参考にしたいなら「Dribbble」
- Adobeが買収したクリエイター特化型SNS「Behance」
- 書類選考を見据えたポートフォリオ制作をしよう
- まとめ
ポートフォリオは無料で十分
ポートフォリオサイトを作成する際、基本的には無料サービスで作成してOKです。
採用担当者はサイトの出来よりも「あなたが何を作れるのか」「期待している制作物が作れそうか」を見ています。
自分の世界観を伝えるのはあくまでも作品。ポートフォリオサイト自体はそこまで見られていません。
それよりも求人票をよく確認したり、作品を作ることに集中しましょう
豊富なテンプレートを無料で使える「PORTFOLIOBOX」
PORTFOLIOBOXは世界で55万人以上が利用しているクリエイター向けのポートフォリオ作成サービスです。
シンプルで洗練されたデザインのテンプレートが豊富に準備されています。履歴書のテンプレートもあり、ブラウザ操作で簡単に画像や動画を挿入することができます。また、背景やフォントもカスタマイズ可能で、自分の表現したい世界観に染めることが可能です。
無料で10ページ・30画像まで使用可能で、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレット用のサイトも作成可能です。
無料・無制限のポートフォリオ制作サービス「Strikingly」
StrikinglyはブログやECサイトも作成できるオンライン制作サービスです。実際にStrikinglyで制作されたサイトも数多く掲載されているため、気に入ったデザインのテンプレートを使ってポートフォリオを作成することも可能です。
無料で無制限にページもサイトも作ることが可能ですが、無料で利用する場合は通信帯域幅が5GBに制限されてしまう点だけは気を付けましょう。
動画を掲載したりしない限りはそんなに気にならないと思います
SEO対策やSNS連携も無料「Ameba Ownd」
Ameba Owndはサイバーエージェントが運営している日本オリジナルのWebサイト作成サービスです。クリエイター向けというわけではありませんが、ポートフォリオ作成用のテンプレートが準備されています。
スタイリッシュなデザインが作りやすいことや、SEO対策、SNS連携などの本格的な機能も無料です。
Ameba Owndの広告が3カ所に入るのが注意点ですが、そこまで目立たないので気にしなくてもOKです。
直感的にポートフォリオが作れる「Jimdo」
ドイツ発の無料Webサイト制作サービスがJimdoです。クリエイターの方なら知っている人も多いかもしれません。
編集画面がプレビュー画面を兼ねていて、ポートフォリオ作成用のテンプレートを選んで画面上でクリックして写真や文字をリアルタイムで変更したり、位置を調整できます。
また、Jimdoの使い方に関する勉強会やイベントが多く開催されており、分からないことがあった場合に情報を探しやすいのもJimdoの特徴です。
無料プランに機能制限はなく、サーバーの容量が500MBまでで通信帯域幅が2GBまでとなっています。就活・転職活動に使用する程度であればそこまで気にする必要はありません。
シンプルなデザインがかっこいい「IM Creator」
アメリカ発のWebサイト制作サービスです。特にポートフォリオ作成に特化しているものではありませんが、テンプレートが数多くそろっており、カテゴリから自分に合ったテンプレートを選べばポートフォリオサイトを作成することが可能です。
シンプルでスッキリとしたデザインが特徴で、見やすさや読みやすさを重視している人にはおすすめです。
操作も直感的で非常に簡単で、無料時の機能制限は特にありません。有料版は独自ドメインを取得して公開したい場合に必要になります。
ドラッグ&ドロップでポートフォリオができる「WiX」
Wixはイスラエル発の簡単Webサイト制作サービスです。クリエイター、デザイナー、イラストレーター等の職種別ポートフォリオ向けテンプレートが準備されています。
Wixは制作が非常に簡単なことが特徴で、テンプレート上でプレビューを見ながらドラッグアンドドロップで素材を配置することができます。
無料プランの場合はデータ容量や通信帯域幅に制限がありますが、就活や転職活動に使用する分には問題ないでしょう。また、「このWebホームページはWiX.comを使って作成されました」という広告が上下に入りますが、特に採用担当者が気にすることはないので気にしなくてOKです。
あくまでも自分の作品を綺麗に配置することを重視しましょう
本格的なポートフォリオを作るなら「WordPress」
本格的にポートフォリオサイトを作りたいという方にはWordPressがおすすめです。ご存じの方も多いと思いますが、世界で最も使用されているCMS(コンテンツ管理システム)で、サーバーを契約してそこにダウンロードして使用する必要があります。
しっかりと作成するためにはHTMLやCSSの知識は必要ですが、無料テーマを使うことでそれなりに洗練されたデザインのポートフォリオを作成することが可能です。
SNS連携機能が充実したポートフォリオサイト「JAYPEG」
現代の就職・転職活動ではSNSで有名なことは大きなアドバンテージになります。InstagramやPinterestで自分の作品を共有して多くの人に見てもらうことで、そこから転職ができることもあります。
JAYPEGでは他の人の作品を見ることも可能で、創作活動の参考にしたり、作品にフィードバックをもらうことも可能です。
無料で合計300MBまで(※1作品に月10MBまで)の作品投稿が可能です。
トップクリエイターを参考にしたいなら「Dribbble」
今回紹介するサービスの中では少し敷居が高いのがDribbbleです。
クリエイター向けのSNSで、英語表記のみ、投稿は招待制というサービスですが、その分世界中のハイレベルなポートフォリオがチェックできます。
世界中のトップクリエイターをフォローして作品をチェックすることで、デザインのトレンドを発見することも可能です。
ぜひチェックしておきたいサービスですね
Adobeが買収したクリエイター特化型SNS「Behance」
Adobe(アドビ)が2012年に買収したクリエイター特化型のSNSです。Dribbbleよりもジャンルが幅広く、建築やファッション、サウンド、ブランディングなど様々なクリエイターの作品がチェックできます。
また、プロジェクトを追加することで自分の作品を投稿することも可能です。
書類選考を見据えたポートフォリオ制作をしよう
Web上でポートフォリオを公開するのはもちろんですが、そのポートフォリオを書類で送らなくてはいけないこともあります。その時にデザインが崩れてしまわないように、A4サイズで印刷する場合に綺麗に配置できているかを重視してポートフォリオを作成しましょう。
ポートフォリオの見た目がいいとそれだけで非常に高評価です
まとめ
ポートフォリオを作成するための色々なサイトがありますが、とにかく覚えておいてほしいのは「ポートフォリオ作成に時間をかけすぎない」ということです。
転職を成功させるためには、自分の力が発揮できそうな企業を探すことが先決。ポートフォリオを評価してもらっても、条件が悪いのであればそれは後々自分を苦しめます。
ぜひ企業選びに力を注ぐためにも、ポートフォリオはサクッと作ってしまうことをおすすめします。
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