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難病を抱える人の転職について難病持ちの私が解説します

難病を抱える人の転職活動

難病を抱えていると、転職活動に大きな不安を感じると思います。

今回は、難病を抱えている方におすすめの就労移行支援サービスをご紹介します。

僕も国指定の難病を抱えています

難病とは

厚生労働省の資料では以下のように書かれています。

治療が難しく、慢性の経過をたどる疾病もいまだ存在し、このような疾病を難病と呼んでいます。

医学的に明確に定義された病気の名称ではなく、いわゆる不治の病をこう呼んできました。

つまり、難病かどうかはその時代の医療水準や社会事情によって変化するものなのです。

一昔前だったら治療法がなかった病気も、近年の医学の進歩によって治療法が確立されたケースもあります。

たとえば、赤痢、コレラ、結核などは不治の病でしたが、現在は治療法が確立しています

その中でも333種類が指定難病として助成の対象になっている

難病と指定難病には、以下のような違いがあります。

難病

  • 原因が分からない
  • 治療法が確立されていない
  • 長期の療養が必要

指定難病

※上記の難病の条件に加えて、

  • 患者数が一定の基準(国の人口の0.1%程度)より少ない
  • 客観的な診断基準がある

指定難病は年々増えています

難病を持っていると何が大変か

一口に難病といっても、人によって症状はさまざまです。外見には現れないような難病もありますし、反対に外見で見てわかるような難病もあります。

ここでは、仕事をするうえで大変に感じることを列挙してみます。

ストレスや疲労によって症状が悪化することがある

すべての難病が当てはまるわけではありませんが、多くの病気はストレスや疲労によって悪化することがあります。また、難病の場合はストレスや疲労が原因とは限らないですし、そもそもそれすら分からないから難病であるとも言えます。

主治医からは身体に負担をかけない方がいいだろうと言われます

定期的な通院が必要

難病は基本的に完治する治療法がないため、定期的に通院して治療なり診察なりを受ける必要があります。また、通える病院も比較的大きな病院に限定されるため、転勤も難しいですし、出張もスケジュールを調整しておかないといけません。

転職の際にも何かと選択肢が狭まるのがデメリットですね

周囲に理解されにくい

外見に現れるタイプの難病であれば周囲の配慮もあるかもしれませんが、厄介なことに外見からは難病と分からない難病も多いのです。

実際、僕が持っている血栓性血小板減少性紫斑病という難病は、症状が出ている時は貧血になるので顔色が悪いと心配されますが、症状が落ち着いている時は一般人と何も変わりません。そのため、例えば自治体からもらった障害者福祉サービス券などを使ってタクシーに乗ると、「若いのにこんな券を使うなんて障害者に失礼じゃないのか?」などと説教をされることもあるほどです。

その時は説明して理解してもらったのでまだよかったですけどね

難病持ちの転職のリアル

僕自身、血栓性血小板減少性紫斑病という指定難病を患っています。

症状については割愛しますが、簡単に言うと突然強い貧血の症状が出るようになって、病院に行かずに3日くらい放っておくと意識を失って死にます。

病気についてはプロフィールに書いてありますのでそちらをご覧ください

転職の難易度は、ほかの人と変わらない

さて、僕の転職事情ですが、結論から言うと「ほかの人と変わらない」です。

僕の難病が普段はほとんど症状が出ず、ある時急に悪くなるものなので、正直そこまで変わらないと思っています。

ただし、履歴書にも難病のことは書いてありますし、面接でも伝えるようにはしています

個人的には、病気が理由で落とされたことはないと思っていますが、実際にはリスクだと思われて書類選考で落ちている可能性もあるかなという感じです。まあ、一般の転職でも書類で落とされることは多いので、特段ハンディキャップに感じたことはありません。

働き始めてからのほうが心配

難病を抱えていて問題に感じるのは、転職のタイミングではなく、実際に仕事を始めてからです。

面接で聞いた仕事の内容よりもハードな仕事をする必要があるケースがほとんどで、再発してしまうのではないかと心配になることが多かったです。

実際、ハードワークが続いて不健康な生活が続いていた時に病気を再発してしまったことがありました。原因が何か分かっていない病気なので一概に仕事のせいとは言えませんが、身体に悪いことをしていたのは事実ですからね。

余裕を持ってできる仕事かを重点的に検討するべき

難病を持っている人が転職で重視すべきは、余裕を持ってできる仕事かどうかです。

より詳細には、仕事が急に忙しくなったり、慢性的に残業が多くなってしまうような職種を避けることです。

例えば事務職や経理などは、時期によっては忙しいこともあるとは思いますが、明日までにプレゼンの資料を仕上げろなどという無理難題を急に振られたりすることはほとんどありません。自分で仕事のペースを調整しやすくて、かつ無理な働き方になることがほとんどないような仕事を選ぶと良いでしょう。

もちろん、職種だけでなく、会社にもよるのでそこは口コミなどを確認しながら転職活動を進めることをおすすめします。

一般で応募が難しい場合は難病専門の転職支援サービスを使う

難病の種類によっては一般の転職サービスを利用しても良いと思いますが、以下のような困難を感じている場合は難病専門の転職支援サービスを利用することをおすすめします。

  • 安定して長く働ける職に就きたい
  • 自分の難病の特性を理解して働きたい
  • 無理のない働き方をしたい
  • 難病を抱える人たちと切磋琢磨したい

難病専門の転職支援サービスなんてあるの?と思うかもしれませんが、実はあります。

【atGPジョブトレ 難病コース】では、難病を抱える人が長期就労していくために必要な症状理解やストレスマネジメントなどの独自の研修があります。

atGPジョブトレ難病コースの特徴

atGPジョブトレ難病コースは、15年以上にわたり障害者の就職・転職をサポートしてきた「atGP転職サービス」のゼネラルパートナーズが運営しています。難病を抱える人の転職を長年サポートしてきた実績がありますので、経験豊富なスタッフがそろっています。

atGP転職サービスを併用できる

ゼネラルパートナーズが運営する就職支援サービスも併用することで、就職の可能性が広がります。

atGP転職サービスは難病や障害者の方の転職支援が充実しており、一般の転職支援サービスを利用するよりも難病などに理解のある職場と出会える可能性が高いです。

全国の就労移行支援事業所の7倍近く就職実績があります

事務職等の実務経験が積める

難病を抱えているため、安定して長く働きやすい事務職に就きたいと思っているものの、就業経験がなかったり事務職の経験がなかったりして一歩を踏み出せない方のために、「模擬職場」でPCを使用する課題が準備されています。

こうしてより実務に近い経験を積むことで、就職したときにギャップに悩むことがなくなるでしょう。

一般の転職支援サービスでは絶対にやってくれませんよ

自分の難病への理解が深まる

atGPジョブトレ難病コースは難病に特化しているため、参加している人は何かしらの難病を抱えています。グループワークなどを通して同じ難病の方と意見を交わしたり、悩みを相談しあう中で、自分の疾病に関する理解が深まります。

自分で病気を説明する機会は、転職活動では多いです

働くことに不安を感じている場合はぜひ利用を

一般の転職サービスと違い、難病を抱えている人の困りごとをしっかりと受け止め、一緒に考えてくれるのがatGPジョブトレ難病コースです。

難病を抱えながら、一人で転職活動を進めるのは勇気が必要です。いざというときに支えてもらえる環境のほうが、視野を広くして会社を探せます。

自分を知り、病気を知り、難病に寛容な会社を知る。それこそが、安定して長期的に働くことのできる会社を見つけるための近道だと思います。

まとめ

難病を抱えていると、どうしても自分をネガティブに捉えてしまうことが多いでしょう。実際、僕もそう思ってつらくなることがあります。なぜ僕が病気に選ばれてしまったのだろうと。

でも、そんなことを考えていても自分の力で生きていかなくてはいけませんし、行動しないといけません。ゆっくりでもいいので、自分に合う仕事を見つけられるように少しずつ行動していきましょう。

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